恐ろしい高血圧

こんにちわ。トレーナーの山本です。

高血圧って怖いですよね。僕も最近週4で松屋に行ってる状況なので将来の高血圧候補です。

高血圧の改善方法は適度な運動・食生活の改善などありますが、これを行っても改善しない厄介な高血圧があるのをご存知でしょうか?

年齢や生活習慣とは無関係、健康な人にも突然襲いかかり、血圧を下げる薬もほとんど効果がない「謎の高血圧」です。
しかも脳卒中の危険度は普通の高血圧の4倍以上
患者数は最大で400万人とも言われる超危険な高血圧なんです。
何よりも恐ろしいのは、普通の高血圧とは見分けがつかないのに「対策は異なる」ということ。
つまり、それを知らないまま一生懸命生活改善に励んだり、ほとんど効果のない降圧剤を飲み続けている人がたくさんいるという事なんです。

謎の高血圧には副腎から出るアルドステロン」というホルモンが関係しています。
アルドステロンは塩分に含まれるナトリウムを確保するホルモンで、
ある異変によりアルドステロンが増加すると、必要以上のナトリウムを血中に取り込んでしまいます。すると、体はナトリウムを薄めようと、血液中の水分を増やします。その結果、血液は血管を圧迫し、高血圧が引き起こされていたのです。
アルドステロンを増加させていた原因は、腎臓の上にある副腎にできたわずか数ミリ程度の腫瘍です。腫瘍と言ってもほとんどの場合が良性で転移はしませんが、血圧の上昇を招く原因になっていました。
この謎の高血圧を「原発性アルドステロン症」と言います。腫瘍ができる原因はわかっていません。
早期発見する方法は「血液検査」です。採血して血中に含まれるアルドステロンを調べることで、この病気の疑いがあるかどうかがわかるようになってきました。
その後は「手術」です。お腹に1cmほどの穴をあけ、異常のある副腎を摘出するのです。入院は5~7日程度、費用は20万円程度です。
腎臓と同様、副腎も2つあるため、1つ摘出しても特に問題はありません。
ただ両方の副腎に腫瘍ができてしまった場合は「アルドステロンきっ抗薬」という薬でホルモンの働きを抑えることができます。
大切なのは定期的に血圧を測る事です。急な血圧上昇があれば一度検査を受けると良いと思います。